ジ・アズキウォッシャーズ 左から右: Shun Nakata (Ba), Kenta Mizutani (Gt), Yu Sawada (Vo, Gt), Keita Shinbo (Dr)
多国籍・オールドスクール・デスメタル・ポップバンド:ジ・アズキウォッシャーズがセカンド・アルバムをリリースした。2016年の1stアルバム『イノンチ』から4年振りの作品となる。日本・インド・ベトナムに散り散りになった蛮族共は、この傑作(マスター・ピース)を通じて、国境をも超え、宙に浮いたとの事。
彼らの逸話は枚挙に暇が無い。『FREESTYLE SKI』なのか『シラルポンチャチャ』なのか...。タイトルからして既に物議を醸し出しそうだ。前作にも増して突拍子も無い振れ幅が特徴の本作、要チェックである。
今回、記者と蛮族共の接触は非常に緊張感の漂うものとなったことも特筆しておきたい。
Yu Sawada (Yu / Vo, Gt) : 実家の建て替えをしていたんだ。
澤田実家。
Kenta Mizutani (Kenta / Gt) : ベトナムから日本に帰ったのさ。建て替えとは少し違うかも知れないがね。
Keita Shinbo (Keita / Dr) : 俺はツーバスを踏んでいたよ。4年間、24/365ブッ続けでね。
Shun Nakata (Shun / Ba) : その間、ダブル・ベースのテクニックも習得したかな。
2016~2019年頃に撮影されたと思われるYuとKeita.
Yu : あれは富士山だ。噴火のニュースは見ていないのかい?あのシーンの為に、わざわざ8合目迄出向いたのさ。
Kenta : そうそう、あの日は確か...。2019年の9月頃だったかな。冬富士目前でね、なかなかスリリングな経験だったよ。マァ、俺のシュレッドの方がスリリングなんだけどね。
Yu : マジな話、上りより下りが問題だ。君はスウィベルって聞いたことあるかい?
Keita : 飛行機が飛ぶ原理は分かるかい?鉄の塊がだよ。あれと一緒さ。
Shun : 飛行機と言えば...。Kentaはどうやってベトナムから日本に帰って来たんだ?
Kenta : 勿論スウィベルさ。
Yu : 空港でランダム・チェックも受けたそうじゃないか。
Kentaのランダム・チェックにびくともせず、噴火しそうなShun.
Keita : そうなのかい?今知ったな。
Shun : マァ確かに、ダブル・ベースは披露したけどさ...。ちょっと違うんじゃないか?
Kenta : 俺は『バーニングイリュージョン』がお気に入り。物件が宙に浮くんだ。クール!
Yu : ごめん。皆、俺には何の話をしているかサッパリ分からない。どのアルバムの話だ?もしかして、アルバム『FREESTYLE SKI』の話かい?
2ndアルバム『Sirarponcaca』のジャケット。
2ndアルバム収録曲『超巨大海鮮鍋-2-』 (Music Video)
凍て付いた空気が漂う。...その時、蛮族共から笑顔が消えた。
Shun : お前は何を言っているんだ?今すぐここから立ち去れ!
Keita, Kenta : 帰れ!帰れ!
これ以上のインタビューは不可能と判断。...そして翌日。
Yu : 真のタイトルが『FREESTYLE SKI』だと分かってくれて嬉しいよ。
Kenta : 諸説あるかも知れないがね。
笑顔の消えた蛮族共。
Keita : 今作をこのタイミングでリリースしたのは、外でも無い深い意味があるのさ。
Kenta : 完璧主義のYuのために建てる家ってことで、俺達は奴隷のように働かなければならなかった。マジで解散を考えたよ。
Yu : 間取りが決まらなかったんだ。実家のね。
Shun : クレイジー!
Keita : 今回もエンドースメント契約をしているPearlとZildjianのお世話になったよ。『シラルポンチャチャ』では、トリガーを使っていないマジで生のサウンドが聴けるよ。
Shun : Warwickの5弦ベースさ。ダブル・ベースで何度かブッ飛んだけどね!丈夫なもんだよ。ジャーマン・メタル!
Kenta : いつものPRSと、あれは何だったかな...。何とかってアンプを使った。クリアだろ?アンプは忘れたんだけど、VeroCity Effects Pedalsはお勧めだよ。
Yu : 俺はギタリストだから、ギターを使ってレコーディングした。弦はちゃんと6本張ったよ。安心してくれ。
2ndアルバム収録曲『マジギレサーカス』 (Music Video)
Shun : YouTubeって知っているかな?あれは最高にクールだよ。何でも揃ってるだろ?YouTuberとして生計を立てたいと思っているんだ!
Kenta : 俺は既にYouTuberだ!知ってる?インド人とコラボレーションもしているんだ。
Keita : 最近は、うどんを作っているよ。勿論麺からね。
Yu : 黙れ!この負け犬め!俺はそば派だ!ジ・アズキウォッシャーズは解散だ!
インタビュー中断。今後のジ・アズキウォッシャーズに...乞うご期待?
改めて2ndアルバムから『ナカオチロボ』のミュージックビデオと歌詞を紹介する。是非チェックして欲しい。
2ndアルバム収録曲『ナカオチロボ』 (Music Video)
生臭い加工場で行方不明、一人また一人
この町に他に人は誰もいないのか
ナカオチロボから逃げられない
出て来たナカオチロボ
あの子もその子も吸い込まれる
あなたも吸い込まれる
仕込みの仕方があくどいね
奈落の底ではあくどいロボが
夜な夜なあなたを削ぎとってる(あくどい)
仕込みの仕方があくどいかもね
骨と身は二度と元には戻らない
Reduced to Paste
血も涙もない、根絶やし見るも無残
Wow Wow
Human Genocide, 闇に葬られたまま
あくどいね
なかおち なかおち
Don!
ロボから出てきたその時はもう
既にあなたはなかおち(Don!)
仕込みの仕方があくどいまじで
哀れあなたはなかおち(Don!)
Don! Don! なかおちDon!
Don! Don! なかおち!(Wo Wo Wo)
Don! Don! なかおちDon! (なかおちDon!)
Don! Don! なかおち!(なかおちDon!)
Sirarponcaca #2 デスメタルチャーハン(PDF)
Sirarponcaca #2 デスメタルチャーハン(GP5)
Inonci #4 カンフー網戸飛ばし(PDF)
Inonci #4 カンフー網戸飛ばし(GP5)
メタル・ジャスティス復活の時が来た ― 彼らのスタイルは、クレイジー達にとって夢のタイムマシンのように1970-201X年の音楽の歴史を網羅する。 万華鏡のような歌謡とガテラル・ヴォイスは、飽和したラウドミュージックシーンに抱いているあなたの想像を破壊するだろう。 超高速ダブル・ペダル、嵐のようなスラップ、そしてシュレッド・リックが、キッズたちを80年代に恋させる。 そして、あなたは幼少時代に耳にしたような穏やかなメロディーをも耳にすることだろう。 まさにこれは、音楽の歴史を描くレールを走るジェットコースターのようだ。起源は紛れもなく、オールドスクール・デスメタルだがね。 我々の博物館へようこそ。ジ・アズキウォッシャーズが、あなたの導火線に炎を灯す!
2020.08.03 | 2nd Album [シラルポンチャチャ] リリース。 |
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2020.03.22 | 3rd Single [超巨大海鮮鍋-2-] リリース。 |
2019.12.25 | 2nd Single [マジギレサーカス] リリース。 |
2019.07.31 | 1st Single [デスメタルチャーハン] リリース。 |
2016.02.24 | 1st Album [イノンチ] リリース。 |
2016.01.06 | 米国テキサス・アーカンソーで2度目のツアーを敢行。 |
2014.01.13 | 2nd EP [THE AZUKIWASHERS] リリース。 |
2014.01.06 | 米国テキサス・アーカンソー・オクラホマで初めてのツアーを敢行。 |
2014.01.01 | SAN ANTONIO NEW YEARS DAY PUNKFEST 2014にて、YOUTH BRIGADE(CA), Lower Class Brats(TX)と共演。 |
2013.07.17 | Giant Battle Monster(TX)と東京で共演。 |
2012.11.18 | RED NOVA(SWE)と東京で共演。 |
2011.09.09 | 1st EP [toykikkik] リリース。 |
2010.02.20 | 1st DEMO [宗教裁判] リリース。 |
2009 | 結成。 |
Recorded at Recording Studio GOATEE
Engineered, Mixed and Mastered by Hiroshi Omoto (VIGILANTE, VeroCity Effects Pedals)
Drum Tech: Tomohisa Q Nakazato (FlatLandCoil, Drum’n People)
Photography: Sekine Fleming (@skn0530)
Produced by THE AZUKIWASHERS